「強制ロスカットにあってしまい、取引資金の大半を失ってしまった…」
「今からどうすれば良いのか分からない…」
その心の傷を少しでも軽くするために、この記事を役立ててください。
私が実際に強制ロスカットにあってしまった時のエピソードも、この記事でお話します。
「資金管理を徹底しなさい!」
「損切りをしなさい!」
そんなことを言われて、「わかってる。私が口座を飛ばすなんてありえない。」と感じていたのではないでしょうか?
でも、いざ口座を飛ばしてしまった今は、「なんで言われたとおりにやらなかったのだろう」と後悔していると思います。
やってしまったことは、もうどうしようもありません。
これからどうしていくか?
この記事では、あなたの未来を守るための行動についてお伝えします。
FXで口座を溶かしたらすぐに取るべき行動
FXで口座を飛ばしてしまった時は、頭の中が真っ白になり、何も考えられなくなります。
ひたすら落ち込む人、負けを取り返そうと熱くなる人、無になる人
色んな方がいますが、すぐにやるべき行動は決まっています。
- 行動1.事実を受け止める
- 行動2.いったんFXから離れる
- 行動3.絶対に周囲の人に当たらない
行動1.事実を受け止める
過去を変えることはできません。
「ああ、あの時に損切りしていれば….」
「夢であってくれ…」
「時間を戻したい…」
と何度も思いますが、そんなことをしても事実は変わりません。
変えることができるのは、未来です。
まずは事実として受け止め、これからどう行動していくべきなのかを考えるべきです。
行動2.いったんFXから離れる
FXの負けは、FXで取り返す。
そう思う人も多くいます。
では聞きますが、FXで大損をしたあなたに、次のトレードで損を取り返す根拠はありますか?
ちゃんとした根拠を説明できないのであれば、いったんFXからは離れましょう。
いまの相場は、あなたが勝てる相場ではありません。
FXで勝っている人は、弱者から資金を奪い続けることで、自分の利益にしています。
メンタルがボロボロになっているあなたは、絶好の”カモ”です。
勝ち目のない時にトレードしても、結果は見えています。
しばらくの間は、チャートも見ないようにしましょう。
トレンドが発生していると、エントリーしたくなります。
パソコン、スマホからアプリをアンインストールしてしまうのがおすすめです。
行動3.絶対に周囲の人に当たらない
口座を溶かしてしまったのはあなたの責任です。
誰かのせいにしても良いですが、そうすると取り返しがつかないことになります。
失ったお金は、生きていればそのうち返ってきます。
しかし、人との絆は帰ってきません。
周囲の人に当たるのはもってのほかですが、その反対に、家族・友人・恋人・同僚に思い切って失敗したことを打ち明けてみるのはどうでしょう?
人は話すことで、気持ちを落ち着かせることができます。
恥ずかしいかもしれませんが、誰かに話すことで、思わぬ反応が返ってくるかもしれません。
人の温かさに触れる、良い機会だと思ってみてはいかがでしょう?
気持ちが落ち着いてから取るべき行動
時間がたてば、気持ちは自然と落ち着いてきます。
気持ちが落ち着いたら、次にどう立て直していくかを考えましょう。
立て直すためにおすすめの行動は次の3つです。
- FXとは違うことを始めてみる
- 本業に専念する
- FXトレードを小さく再開する
それぞれの行動について、お話します。
行動その1.FXとは違うことを始めてみる
FXの負けは、FXで取り返す必要はありません。
FXはあなたのお金を軍資金にしてお金を稼いでいく方法です。
もしかしたら、新たに用意した軍資金をまた失ってしまうかもしれません。
世の中には、お金を賭けなくても、稼ぐ方法は山ほどあります。
その中でも私がおすすめするのは「ブログ」です。
ブログにかかる費用は、1年間で1万円もかかりませんが、ブログから生み出される収益は数100万円になります。
日本にはブログだけで生計を立てている人が数万人います。
会社員、専業主婦、学生、誰でもブログで稼ぐことができます。
ブログに必要なのは、「あなたの言葉」だけです。
言葉の力で、お金を稼ぐことができるのです。
行動その2.本業に専念する
いっそのこと、本業に専念するのはいかがでしょうか?
サラリーマンでも、収入をあげることは十分可能です。
どこか、FXなどの副業に頼りすぎている自分がいませんか?
働くことは素晴らしいことです。
仕事をしているからこそ、つながる人脈があったり、得られる知識があります。
いまの職に満足できていないのであれば、思い切って転職するのも良いでしょう。
あなたが知らない才能が、開花するかもしれません。
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行動その3.FXトレードを小さく再開する
やっぱりFXで稼ぎたいというのであれば、まずは「リハビリ」をしましょう。
「リハビリ」は小さく始めて、徐々に元のトレードに戻していきます。
まずは”最小ロット”でリハビリを始めましょう。
具体的には1000通貨でのトレードです。
1000通貨でトレードして、月間収支がプラスになったら、少しずつロットを上げていきましょう。
ちゃんと収支がブラスになる手法が見つかれば、強制ロスカットで失ってしまったお金も少しずつ取り返せるようになるでしょう。
筆者の経験談
あれは、FXを始めてから約半年後の出来事でした。
トレードに慣れてきた時期でもあり、勝率もそこそこ良かったです。
当時は海外のFX業者を使用していたので、レバレッジは最大1000倍までかけることができました。
資金はボーナス含めて10万円あったので、最大80万通貨の取引をすることができます。
サラリーマンに嫌気がさしていた私は、一日でも早く脱サラを実現するためにハイレバレッジの取引を繰り返していました。
その日はポンドが急騰しており、移動平均線から大きく乖離していたので、反落を狙った逆張りショートを仕掛けることにしました。
ここが悪夢のはじまりでした。
私の狙いとは裏腹に、レートは一気に急騰。
あっという間50pips逆行し、含み損は-5000円になりました。
さすがにそろそろ反落すると思った私は、倍の2万通貨でナンピンを仕掛けます。
しかし、ナンピンもむなしく、レートはさらに急騰します。
含み損が-30000円まで膨みました。
国内のFX業者であれば既にロスカットになっていますが、使用していたのは海外FX業者だったので、まだまだ証拠金維持率は問題ありません。
一晩、損切りするか悩みましたが、さすがに30000円の損失を確定させる勇気はなく、耐えることにしました。
そして次の日の夜。
ポンドがさらに急騰を続けます。
証拠金維持率が20%を下回り、強制ロスカットが執行されました。
口座に残った資金は1500円。
果てしない虚無感と、後悔の念が私を襲いました。
この一件で、トレードはしばらくお休みすることになります。
経験から学んだ事
結果論ではありますが、初めの-5000円で損切をしておけば、まだ軽症で済みました。
しかし、損切りルールを無視したことで、口座を飛ばすことにつながりました。
口座を飛ばしてしまったことで、私が学んだことは2つあります。
- 学び1.稼ぐことに焦らない
- 学び2.ルールを信じる
学び1.稼ぐことに焦らない
夢を持っている子どもが、プロ野球選手になるためにはどれくらいかかるでしょう?
小学生から野球を始め、中学で力をつけ、高校野球で注目されるようになる。
順調に行けば、高校卒業と同時にプロ野球になれるでしょう。
夢を実現するまでにかかった時間は、10年です。
10年間、ひたむきに努力して、やっとプロになれます。
これは、どんなことにもあてはまります。もちろん、副業もそうです。
どんな副業も、すぐに稼げるようにはなりません。
コツコツと積み重ねて、数年後にやっと稼げるようになります。
焦って順番を見失っては、ちゃんとした成果がでないことに気づけました。
学び2.ルールを信じる
損切りするルールがあったにも関わらず、私はルールを無視して損切りしませんでした。
ルール通りに損切りして、その後ドテンしていれば、損失と利益が逆転していたでしょう。
そのルールを守れなかったのは自分の意志の弱さです。
事前に検証して勝てるルールを作ったのであれば、そのルールに従ってトレードするべきでした。
自分が作ったルールを信じれない人が、トレードで勝てるわけがないです。
まとめ:人生で大切なことについて
あなたが人生で大切にしていることはなんですか?
何を大切にしているかは、人それぞれです。それに間違いはありません。
私は、「人生はお金がすべてではない」と考えています。
人という生き物は、”他人に喜んでもらうこと”が、自分の幸せにつながります。
「誰かに喜んでもらう=認めてもらう」ことで、幸せを感じるようにできています。
それは、「マズローの承認欲求」でも証明されています。
「お金を稼ぐ目的=他人に喜んでもらう目的」ではないですよね。
お金が無くても、あなたが存在しているだけで喜んでくれる人は何人もいます。
その喜んでくれる人に、もっと喜んでもらえるような人生を送っていきましょう。
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