スイングトレードとは、数日から数か月の間ポジションを保有し続けて利益を狙っていくトレードスタイルです。
狙える値幅は数100pips~数1000pipsまで幅広いため、成功すれば1回のトレードで大きく資金を増やすことができます。
もちろん、最高値から最安値まできっちり獲得するのはプロでも難しいため、実際に獲得できるpipsは500pips前後になるでしょう。
それでも500pips獲得できれば、大きな利益です。
1万通貨でエントリーしていれば5万円ですし、100万通貨でエントリーしていれば500万円を1回のトレードで獲得できます。
スイングトレードをFX初心者におすすめする理由
スイングトレードをおすすめするのは4つの理由があります!
- 値動きが読みやすい = テクニカルが効きやすい
- 大きな値幅を獲得できる
- 相場に張りつかなくても良い = エントリータイミングを逃さない
- 損切りが少ない
1.スイングトレードは値動きが読みやすい
4時間足や日足、週足は多くのトレーダーが見ています。つまり、相場参加者が多いということです。
相場参加者が多いと、テクニカルが非常に良く機能します。
相場参加者の大多数が、同じ位置で売買することになるので、狙った方向にすんなりレートが動きます。
特に、簡単なテクニカル分析の1つである”移動平均線”や”トレンドライン”に跳ね返されることが多いので、難しく分析する必要がありません。
2.スイングトレードは大きな値幅が獲れる
冒頭でも説明しましたが、スイングトレードで狙える値幅は数100pipsから数1000pipsです。
1回のトレードで1000pips獲れれば十分すぎる利益ですね。
3.スイングトレードは相場に張り付かなくても良い
”トレーダー”といえば、パソコンの前で複数モニターを見ながらトレードしている印象がありませんか?
極端な話、スイングトレードは「スマホ1台」あれば十分です。
スイングトレードでチェックする時間足は”4時間足以上”なので、1日に2~3回程度チャートをみればOKです。
また、1時間足や5分足の細かい値動きは、4時間足や日足に織り込まれます。
細かい値動きを気にせずに、どっしりと構えていれば良いのです。
4.スイングトレードは損切りが少ない
スイングトレードは大きな時間足を見てトレードするので、少しの逆行は気にしないことが大切です。
具体的には、100pips~200pipsの逆行は誤差として考えます。
損切りするのは、明確に逆方向にトレンドが始まってしまってからでOKです。
FX相場の7割はレンジと言われていますので、レンジを形成しているうちにレートが戻ってくるケースがほとんどです。
レートが戻ってきたら、一度決済して戦略を練り直せば良いのです。
ただし、エントリーした方向とは逆方向にトレンドが始まってしまった場合は、すぐに損切りしてください。
下手すると、数1000pips失うリスクがあります。
スイングトレードで気をつけること
スイングトレードで気をつけることは3つあります。
- 根拠のあるエントリーする
- エントリーする時は、1つ小さな時間足を見てエントリーする
- 資金管理を徹底すること = 低レバレッジでのエントリー
1.根拠のあるエントリーする
どのトレードスタイルにもいえることですが、必ず何かしらの根拠を持ってポジションを作りましょう。
例えば、テクニカルを根拠にするなら
「100SMAでの反発を確認した」「トレンドラインで反発した」
などのように、自分がエントリーした根拠を説明できるようにしましょう。
間違っても
「そろそろ反転すると思った」「これだけ勢いがあれば伸びると思った」
のように、説明ができないエントリーはやめてください。
別記事で詳しく解説していますが、あっという間に養分(損切り)になりますよ。
2.1つ小さい時間足を見てエントリーする
4時間足を見てトレードする場合、エントリーは1時間足を見てエントリーします。
先ほど「上位足は下位足の値動きを織り込む」と説明しましたが、エントリーする時は細かい時間足を見る必要があります。
それは、「少しでも有利なレートでエントリーするため」です。
スイングトレードでは100pips程度の逆行は誤差の範囲ですが、やはりトレードするなら少しでも有利な位置からエントリーするべきです。
例えば、4時間足を見てロングエントリーすると決めたなら、1時間足を見て少しでもレートが下がった時にエントリーします。
たった数pipsの違いかもしれませんが、何回もトレードを繰り返すと、数pipsが積もって数100pipsになります。
適当にエントリーして数100pips損するのと、少しでも有利な位置でエントリーして数100pipsぶん多く獲るのでは、雲泥の差があります。
3.資金管理を徹底すること
どのトレードスタイルにもいえることですが、資金管理は絶対必要です。
特にスイングトレードは、数100pipsの逆行に耐える必要があります。
数100pipsの逆行に耐えられない場合は、エントリーするロットが大きすぎます。
私の場合、スイングトレードでエントリーする時は「300pips逆行しても痛くない」ロットでエントリーするようにしています。
仮に損切りなってしまっても、また同じロットでエントリーできるように資金を管理しましょう。
スイングトレードの手法を紹介!
勝率が高いスイングトレード手法
移動平均線2本 + トレンドライン
この2つのテクニカルインジケーターを組み合わせるだけで、高勝率なスイングトレードができます。
ただし、前提条件があります
前提条件
・スワップポイントがもらえる側にエントリーする
・トレンドがでている通貨ペアでエントリーする
この2つは守るようにしてください。無駄な損失を防げますし、長期間含み損に耐えることも無くなります。
RSIやストキャスティクスなどのオシレーター系は使いません。トレンドを狙うのなら、トレンド系のインジケーターを使うべきです。
いくつもインジケーターを表示させるよりも、2~3個にインジケーターを絞った方が、なんだかんだ勝率が良いです。
数年分のデータを取って検証したので、間違いありません。
「シンプルイズベスト」です。
具体的なスイングトレード手法(日足を例にします)
1.移動平均線を使って環境認識
2.トレンドラインを使ってエントリー
3.トレンドラインもしくは長期移動平均線ブレイクで決済
1.移動平均線を使って環境認識
移動平均線の数値(100、200)を設定します。移動平均線の種類は、単純移動平均線(SMA)でOKです。
この2本の傾きを見て、ロングエントリーするかショートエントリーするか決めます。
・100SMA、200SMAの2本が下向き → ショートエントリーエントリー
・100SMA、200SMAの2本が上向き → ロングエントリー
移動平均線を使って、より簡単に視覚的に環境認識をする方法もありますので、記事リンク貼っておきます。
2.トレンドラインにタッチしたら、トレンド方向に順張りエントリー
トレンドラインにタッチしたら、トレンド方向に順張りでエントリーします。
ただし、ここで注意点があります。
トレンドラインは「直近の高値・安値を超えたら」初めて引くことができます。
検証をしていて「あ、ここでエントリーできたな」と思っていても、実際にその場面ではロウソク足が形成されている途中です。
その場面では、トレンドが継続していくなんて分かりません。
繰り返しますが、トレンドラインは直近の高値・安値を超えたら初めて引くことができます。
そのため、実際にエントリーするのは、次にトレンドラインにタッチした時です。
3.トレンドラインブレイクもしくは、長期移動平均線ブレイクで決済
これは簡単ですね。
エントリー根拠となるトレンドラインをブレイクしたら、トレンド終了の疑いがあるということで決済します。
仮にマイナスでも決済します。そのまま逆行していくリスクがあるからです。
一度あなたのチャートにも同じように移動平均線とトレンドラインを表示させて検証してみてください。
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