・トレードしたら反省するべきなの?
・トレード反省をしたらかてるようになるの?
そんな疑問にお答えします。
1トレードごとに反省(振り返り)をしていますか?
私がトレードの反省をするようになったのは、FXを始めて半年たったくらいからですが、そのころから勝率があがりはじめ、いまでは月平均ベースで勝率75%をキープできるようになりました。
FXでなかなか勝てずに悩んでいる方は、ぜひトレードの反省をしてみることをおすすめします。
この記事では、具体的にどのようにトレード反省をすればいいのかを解説します。
どうして『反省』をするようになったのか?
私がFXトレードごとに反省をするようになった理由は次の2つ。
- トレードがバラバラだった
- マイナス収支が続いた
①トレードがバラバラだった
FX1年目って、色んな手法を試したくなりませんか?
本や商材で学んだ手法って、「いかにも勝てそう」って思ってしまうんですよね。
私もその一人で、FX本1冊読むたびに「え、この手法使えば勝てるんじゃね?」って思ってました。
で、エンベロープやらMACDやらRSIやら色んな手法を使い始めるわけですが、結局、1レードがバラバラになってしまうだけでした。
何が良くて何が悪いのか分からないまま「勝てない、勝てない」と聖杯探しを続けるわけです。
そんな無限ループから脱出するために、私は手法を固定し、1トレードごとに『反省』をするようになりました。
②マイナス収支が続いた
私の目標は、「FXで稼いで脱サラ」でしたが、ぶっちゃけ1年くらいトレードを続ければ達成できると思っていました。
なぜなら、ネット上で「1万円を3か月で200万円にした」って記事を見つけてしまったから…
まあそんな甘い世界であるわけもなく、いざFXを始めてみると、トレードするたびにどんどん資金が減っていくわけですよ。
で、「これは研究しないと、成功できないな…」と気づいて、手法を練りに練って、1トレードごとに反省をするようになりました。
1トレードごとに反省をするようになってからは、微益ながらも週単位で負けることが無くなり、自分のトレードに自信がもてるようになったのが『反省』することの一番のメリットですね。
『反省』するとFXが上手になります
トレードが上手になりたいなら、反省は必ずやるべきかと。
勝った要因・負けた原因を分析できる
FXには『勝ちパターン』が存在します。
例えば…
・上昇トレンドなら押し目買い
・レンジなら水平線タッチで逆張り
などなど。トレードの反省をすることで、
「上昇トレンドだったから、押し目買いが成功したんだなあ」
「レンジだったから、水平線逆張りが上手くいったのか」
のように、勝った要因が何だったのか分かります。逆に負けてしまった時も、
「トレンドに逆らって逆張りしたから負けたのか」
「レンジ中にトレンドフォローでトレードしたから負けてしまったのね」
と、負けた要因も理解できます。
FXで勝ち続けるコツは、勝てる相場だけトレードする、負ける相場ではトレードしないことかと。
勝てる相場だけトレードすることで、勝率が良くなり、自分のトレードに自信が持てるようになります。
次のステップに進める
勝率が上がると次のステップに進めるようになります。
それは、「リスクリワード」を良くすること。
『バルサラの破産確率表』ってありますよね。いくら勝率が良くても、リスクリワードが悪ければいずれ破産してしまうことが、バルサラの破産確率表で証明されています。
勝率が良ければ、目標値となるリスクリワードもハードルが低くなりますので、破産する確率も低くなります。
『勝率』と『リスクリワード』
この2つのバランスを安定させるために、トレードごとの反省は必要なのです。
チャートを安心して見ることができるようになる
逆に、勝率が悪くてもリスクリワードが良ければ資金は増えていきます。
でも、リスクリワードを良くしようとすると、「チキン利確」がいちばんの壁になります。
「チキン利確」を克服するためには、自分のトレードに自信を持たないといけません。検証・反省を繰り返して、「どこまで含み益を伸ばせるのか?」がある程度イメージできるようにしましょう。
トレードに自信が持てれば、ロウソク足が戻ってきて含み益が減ってしまっても、あわてて利確することが減ります。
どっしりと構えて、利益が最大化したところで利確できるようになりますよ。
トレードごとに反省するべき5つの項目
私は、次の5つの項目に注目した反省をトレードごとにしています。
- 勝率
- 保有時間
- リスクリワード
- エントリー根拠
- 決済根拠
①勝率
当たり前ですが、勝率は高ければ高いほどいいです。
1トレードだけでは勝率はわかりませんので、期間を固定して勝率を計算してみましょう。スキャルピングやデイトレードであれば、1日のトレード終わりに勝率を計算してみるのが良いかと。
大切なのは、「勝ちパターン」を見つけること。勝ちパターンを見つければ、勝率はおのずと上がりますよ。
保有時間
私はデイトレードがメインなので、1トレードは長くても6時間くらいで終わらせるようにしています。各市場の開始~終了までポジションを保有するイメージです。
もちろん、ポジションの保有時間が短いほど、精神的にも楽になります。できれば「1時間以内」が理想ですね。
保有時間については、『タイムプロフィット』という考え方があります。
タイムプロフィットについては、FXismの及川さんのトレードが非常に参考になります。
詳しくは以下の書籍で解説されているので、興味があれば読んでみてください。
③リスクリワード
先ほども書きましたが、勝率が悪くてもリスクリワードが良ければ、資金は増えていく計算になります。
勝率10%でも
・1回の負け ⇒ -5pips
・1回の勝ち ⇒ +100pips
であれば、10回トレードすると
・負け ⇒ -45pips
・勝ち ⇒ +100pips
で、トータル+55pipsになります。勝率が悪くてもOKなんです。
リスクリワードが良い位置を狙って、トレードできるれば自然と資金も増えていきますよ。
最低でも、リスクリワードが1:2ぐらいになる場所を探してトレードするのがおすすめです。
④エントリー根拠
エントリーした時の「テクニカル根拠」
エントリーした時の「心理状態」
の2つを私は記録として残しています。
具体的には
テクニカル根拠
・時間帯
・環境認識
・テクニカルインジケータの数値
・テクニカルインジケータの形
・ロウソク足の形
心理状態
・これまで勝っていて、余裕があった
・これまで負けていて、焦りがあった
・これまでノートレードで、冷静だった
・飛び乗った
・値動きを見極めた
などなど。
エントリー根拠を、データとして残しておきましょう。このデータは「勝ちパターン」を見つけるために必要になります。
⑤決済根拠
エントリー根拠に注目しがちですが、大事なのは決済根拠です。FXでいちばん難しいのは「決済」ですね。
決済する時に、人の感情・欲望がいちばん出てきます。
利食いも損切りも、何を根拠にしたのか?何を思って決済したのか?を記録しましょう。
・我慢できずに決済したのか?
・余裕をもって計画通りに決済したのか?
この2つは、同じ決済でも、内容はまったく別物です。
特に、リスクリワードを良くするためには、いかに決済を我慢できるかにかかっています。
FXトレードの反省をしたら、発信する
人間はアウトプットすることで、初めて脳に『記憶』として定着します。そのアウトプットの1つとして、メディアを通して発信するのがおすすめです。
私はTwitterやブログを通してトレードの反省を発信しています。Twitter、インスタグラムのようなSNSは手軽に発信できますし、写真付きで投稿すればチャート形状も記録できます。
恥ずかしいかもしれませんが、自分の成長のためだと思って、ぜひ発信してみてください。自分を応援してくれるフォロワーさんが必ずできますし、フォロワーさんから意見をもらうこともできます。
ずっと1人でトレードするよりも、トレード仲間がいたほうが嬉しいですよ。
『反省』することの大切さ
仕事でもプライベートでも、反省することってありますよね。
反省の目的は、「次に活かすこと」です。
大切なお金を賭けているからこそ、1つ1つのトレードを次のトレードに活かしていきましょう。
1つ1つ積み上げていくことが、FXだけでなく、どの分野でも成功できる唯一の秘訣だと思います。
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