スイングトレードをメインにしていたけど、もう少し取引回数を増やしたい…
毎日トレードしたい。
といった方の記事になります。
取引回数を増やしたいならデイトレードがおススメです。
デイトレードとは?
- 1日の間に取引を完了させるトレードスタイル
- 日をまたいでポジションを保有しない
- 1日のトレード回数は、3~10回程度
- 資金効率が良く、値動きも比較的読みやすいため、初心者にもおすすめ!
デイトレードのメリット・デメリット
デイトレードのメリット
- 効率よく資金を増やしていくことができる
- メジャーなテクニカル分析が効きやすい
- 相場が動く時間帯がだいたい決まっているので、ずっとチャートを見なくて良い
デイトレードのデメリット
- トレード前の”環境認識”をじっくりとする必要がある ※後述
- ”ダマシ”に遭遇することがある
- 資金管理をしっかりやらないと、一気に資金を失うリスクがある
FXデイトレードに適した時間帯
相場が動く時間帯はだいたい決まっています!
大きく分けて3つありますが、初めはどれか1つの時間帯を見ればOKです!
1.東京市場 ( 8:00~15:00 )
2.ロンドン市場 ( 16:00~24:00 )
3.ニューヨーク市場 ( 21:00~翌5:00)
デイトレードは相場が動く時間帯を狙う
FXで利益を出すには、相場が動いている必要があります。
つまり、「値幅が獲れる時間帯」でトレードすることが大切です。
値幅がでるのは、相場に参加しているトレーダーが多い時間帯です。
相場に参加しているトレーダーが多い”3つの時間帯 ”にトレードをすれば、効率よく資金を増やしていくことができます。
1.東京市場 (8:00~15:00)
東京市場には輸入・輸出を行っている日本企業が多く参加しています。
貿易を行うためには、日本円と米ドルを交換する必要があります。
そのため、東京市場では円シリーズ(ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円など)が良く動きます。
また、東京市場の時間帯はオーストラリアでも活発に経済活動が行われているため、豪ドルシリーズ(豪ドル/円、豪ドル/米ドル、ポンド/豪ドルなど)も良く動きます。
東京市場でトレードするのであれば、円か豪ドルが絡んだ通貨ペアをトレードするようにしましょう。
ただし、12:00~15:00頃はほとんど相場が動きません。
東京市場をトレードするなら午前中だけでOKです。
2.ロンドン市場 ( 16:00~24:00 )
ロンドン市場では、取引高が1日の内で最も多くなります。
それだけ、参加しているトレーダーが多いということです。
ロンドン市場では、欧州国通貨(ユーロ、ポンド、スイスフラン)が良く動きます。
ロンドン市場でトレードするのであれば、欧州国通貨が絡んだ通貨ペアをトレードしましょう。
特に16:00~18:00が活発に動きます。
ただし、ロンドン市場でのトレードは難易度が高いです。
なぜなら「ヘッジファンド」と呼ばれる、トレードによって利益を上げている欧州企業が参戦してくるためです。
ヘッジファンドは、とてつもない金額で相場に参加してきます。
圧倒的な資金量でレートを動かしてくるので、個人トレーダーはヘッジファンドに騙されないように立ち回る必要があります。
3.ニューヨーク市場 (21:00~翌5:00)
21:00になると、ニューヨークのトレーダーも参加してきます。
ニューヨーク市場の取引高も非常に高く、トレンドが発生しやすいのが特徴です。
比較的、どの通貨ペアの活発に動きます。なぜなら、米ドルは世界の基軸通貨だからです。
ニューヨークのトレーダーは、トレンドに沿って圧倒的な資金量で順張りしてくる傾向があります。
そのため、我々個人トレーダーはトレンドに乗ってポジションを作ることが大切です。
重要な経済指標が発表される時間帯でもあるので、経済指標の発表時刻が近づいてきたら、一度ポジションを決済したり、減らしておきましょう。
経済指標で予期せぬサプライズがあった時に、多額の損失がでてしまう危険性があるためです。
FXデイトレードの注意点
デイトレードでは”ダマシ”と呼ばれるものが発生しやすいです。
もし、ダマシにあってしまったら、”損切り”を必ずしましょう。
「ダマシ」とは…
テクニカル分析で売買のシグナルが発生したにもかかわらず、シグナルとは逆に相場が動くこと
「レンジをブレイクした方向に順張りエントリーしたけど、ブレイク方向とは逆にレートが動いてしまった」なんて経験ありませんか?
それはいわゆる「ダマシ」に引っかかってしまったということです。
ダマシはヘッジファンドが使う手口で、個人トレーダーはよくダマシの餌食になります。
ダマシにあってしまったら?
ダマシにあってしまったら、さっさと損切りしましょう。
なぜなら、ダマシにあったトレーダーの数だけ、逆方向への損切り注文が殺到する可能性が高いからです。
損切り注文は値段に関係なく、我先にとポジションを投げる心理が働きます。
つまり、逆向きのトレンドが発生するということです。
放っておくと、損失が膨らむばかりなので、「だまされた!」と分かったらさっさと損切りしましょう。
祈ってもレートは戻ってきません。
資金管理を徹底しましょう
どのトレードスタイルにもいえることですが、資金管理は必ずやりましょう。
特に、デイトレードはスイングトレードに比べてトレード量も多いです。
数回負けただけで、トレード資金の大半を失ってしまうロットでのエントリーは、絶対に避けましょう。
資金管理については、以下の記事で詳しく解説しています。
デイトレードで勝つためにコツは?
ズバリ、「上位足を見る」ことですね!
デイトレードで見るべき時間足
デイトレードでは、主に5分足~1時間足を見てトレードします。
ただし、トレードする前には必ず4時間足~日足を見て「環境認識」をする癖をつけましょう。
「環境認識」は必須
「環境認識」とは?
相場がこれから上がりやすいのか?下がりやすいのか?をトレードする前にある程度目星をつけておくこと
デイトレードをするなら、環境認識は必ずやりましょう。
相場は上位足に行くにつれて、パワーが大きくなります。
下位足で買い方向のエントリーシグナルが出ていたとしても、上位足が下降トレンドを形成していれば、レートは上がりにくくなります。
トレードする前に、上位足の方向性を必ず確認した上で「今日のトレードは下位で勝負するのか?売りで勝負するのか?」をある程度決めておきましょう。
環境認識をするだけでも、無駄なエントリーが減り、勝率が良くなります。
いちばん利益がでるのは、「上位足に対して順張りすること」です。
環境認識のやり方
移動平均線を使った環境認識がシンプルで簡単です。
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