今回は、バイナリーオプションで生き残る為に重要な知識である「資金管理」についてお話したいと思います。
バイナリーオプションで資金が無くなって退場してしまう人のほとんどは資金管理が出来ていないことが原因です。
ちゃんとした資金管理術を学び、実践して脱初心者を目指しましょう!
こんな人にオススメ!
- 勝率は高いのにお金が増えない
- コツコツドカンを繰り返している
- バイナリーの資金管理術を身につけたい
資金管理していますか?
あなたはバイナリーオプションで掛け金を決める際、どのように決めているでしょうか。
「適当に決めている」
「ただエントリーしやすいから5000、10000のボタンから入れている」
こんな人は要注意です。
そしてある程度勉強している人は
「資金の〇%までにしている」
と思います。これは間違いではありません!しかし「何故その金額に設定しなければいけないのか」を理解していなければ、思わぬ連敗で損失が出たときに焦りがでてしまいます。
私は資金管理とメンタルは直結していると考えています。
メンタルがぶれれば資金管理がおざなりに、資金管理が出来ていなければメンタルがやられる。悪循環に陥ります。
ちゃんとした知識を身に着け、その手法で「どれくらい資金が減るのか」も頭に入れてトレードしましょう。
たとえ初心者でも、資金管理が出来ていればプロと同じように相場の世界で生き残ることが出来ます。
最大ドローダウンを知ろう
ドローダウンとは?
「ドローダウン」という言葉が出てきました。これは、「一時的に最大資産から落ち込んだ場合の下落率」です。
「最大連敗数」と混合されがちですが、明確には意味が違います。
勝率60%、5000円エントリー、ペイアウト率1.85倍の場合で例を出してみましょう!
1回目:勝ち +4250円
2回目:勝ち +4250円
3回目:負け -5000円
4回目:負け -5000円
5回目:負け -5000円
6回目:勝ち +4250円
7回目:負け -5000円
8回目:勝ち +4250円
9回目:勝ち +4250円
10回目:勝ち +4250円
この場合、「最大連敗数は3回でー15000円」ですが
最大ドローダウンは
(-5000)+(-5000)+(-5000)+4250+(-5000)で
「7回目の時点でー15750円」まで落ち込むことを言います。
例では10回分のエントリーで計算しましたが、これは統計なので過去の取引からより多くのデータを取って計算した方が信頼度は高くなります。金額がバラバラな場合は平均値で当てはめましょう。
推奨する方法はMT4を活用したバックテストを使う方法です。
多少のプログラミング技術が必要ですが、自分のロジックの過去相場における勝率や最大ドローダウンを数年分まとめることが出来るのでオススメです。
バックテスト技術が無い方は、代行でバックテストを行ってくれる方を探してみるといいでしょう。
最大ドローダウンが分かったら
実際に自分の手法における最大ドローダウンが分かったら、次に「最低入金額」と「掛け金」を決めましょう。
先ほどの例をもう一度見てみましょう。
1回目:勝ち +4250円
2回目:勝ち +4250円
3回目:負け -5000円
4回目:負け -5000円
5回目:負け -5000円
6回目:勝ち +4250円
7回目:負け -5000円
8回目:勝ち +4250円
9回目:勝ち +4250円
10回目:勝ち +4250円
この場合の最大ドローダウンは「-15750円」でした。
という事は、勝率60%で「15750円以上」の入金であればトレードを続けられる計算になります。
最大ドローダウンを知っていれば、多少連敗が絡んでマイナスに傾いても許容する余裕が生まれます。
しかし入金15750円で掛金5000円、残高に対して約30%・・・現実的な数値でないことはお分かりいただけるかと思います笑
例に出した10回のトレード、これはあくまで最低取引回数での話です。
実際は何百回、何千回というトレードから検証が行われる為、5連敗・6連敗と負けがつづいてしまうことはざらにあります。だからしっかりと数年分のバックテストを取って根拠の強い最大ドローダウンを知る必要があります。
数年のバックテストをとってみると、5000円でエントリーするなら勝率60%くらいのロジックでも最大ドローダウンは10万円程になる事が多いです。
つまり入金10万円に対して5000円、つまり総資産額に対して5%程度の資産運用がいいとされているのはこれが主な理由です。
掛け金は口座残高の2%~5%以下で設定すれば安全だと思います。
残高が増えていくと2%でもエントリー金額が上がっていくので、エントリーに迷いが出たり、負けで精神面に影響が出る場合はもっと下げましょう。
最低入金額、掛け金はそのロジックの勝率に左右されます。
このブログでも散々書いていますが、
バックテストは超重要
ということがお分かり頂ければなと思います。
バイナリーで安定して勝ち続けている人は皆、バックテストをしっかり行っています。
勝率が高いのに負ける原因と対策
ここまで資金管理の具体的な方法をお話しました。
次に資金管理を守ることができないとどうなってしまうのか
についてお話したいと思います。
勝率70%以上あるのにコツコツドカンでマイナス収支になっちゃった・・・
マーチンして追ってしまったら大金が溶けた・・・
よく聞く話です・・・
また例をだしていきましょう
1回目:勝ち +4250円
2回目:勝ち +4250円
3回目:勝ち +4250円
4回目:勝ち +4250円
5回目:勝ち +4250円
6回目:勝ち +4250円
7回目:勝ち +4250円
8回目:勝ち +4250円
9回目:勝ち +4250円
10回目:負け ー50000円 総収支ー11750円
大分極端な例ですが・・・
この日の勝率90%、怒涛の9連勝で無敵感に入り浸り「掛け金あげたらもっと稼げる!」と考えてしまいいきなり50000円に掛け金を変更。そして負けてしまい9連勝で得たすべての利益が吹っ飛んでマイナス収支に。
典型的なコツコツドカンですね笑
ここまで極端な話はないかもしれませんが、欲を求める人間心理でついついやってしまいがちです。
これをやってしまうと、せっかくの勝率も何も意味が無くなってしまいます。しっかりと定めたエントリー金額を守っていればこの場合負けても「+33250円」のプラス収支という大きい結果を残すことができていました。
そして一番良くないのが、急に掛け金を上げて勝ってしまった場合ですね。。
こういう状況で勝って爆利を得てしまうこともあります。そうすると味をしめてしまい、そういうやり方が癖になってしまいます。
そうなると、勝てる時は勝てるかもしれませんが、負けると大敗してしまう。ずっとこのコツコツドカンと付き合っていかなければならなくなり、それでは一生初心者の域を超えることが出来ません。
マーチンゲール法に関しても同じで、「負けたら掛け金を2倍以上にして取引をする」という危険な手法を用いてしまえば、一時的には収支はプラスになるかもしれません。
しかしもしマーチンゲールで連敗してしまった場合一瞬で数十万という資金が溶けてしまい、非常に危険です。
マーチンゲール法は使わないにしても、思わぬ連敗をしてしまい「損を取り返したい」と少なからず人は思ってしまいます。
これは人間心理学の「プロスペクト理論」に基づいていて、要は「人間は損をしたくない生き物である」からです。プロスペクト理論に関しては他の記事で詳しくまとめたいと思ってますが、投資における人間心理を知るうえで欠かせない知識になると思いますので是非調べてみてください。
冒頭で資金管理はメンタルと直結している。とお話しました。
資金管理をしっかり行うには自分のメンタルをきちんとコントロールしなければいけません
稼げるトレーダーは自分の心理をコントロールする術を身に着けており、数字に基づいて安定して利益をあげることが出来ています。
いつまで掛け金を固定するべきか
ルールを守って掛け金は固定する。ということはお分かり頂けたと思います。
そうなると
じゃあ掛け金はずっと上げない方がいいの?
という疑問が出てくると思います。
これに関してはいずれかは上げた方がいいかと思います。
「単利運用」と「複利運用」という資産運用の方法があります。
単利運用は常に一定の金額でエントリーする方法。
複利運用は利益で得たお金も資産として取引に運用する方法。
になります、単利は分かると思います。
複利に関して例を挙げてみましょう。
例えば10万円の資産で掛け金5%の5000円で1か月取引したとして、利益が5万円でたとします。
そしたら資産を15万円として15万円の5%である7500円を掛け金として運用していく。
というような考え方です。
バイナリーではもちろん掛け金を上げた方が利益は出ますので徐々に掛け金を上げていくのがオススメですが、
すぐに上げるのではなく、ある程度の期間を設けましょう
安定して利益が出てきたら1ヵ月~3ヵ月程度で掛け金を見直してみるといいでしょう。
またその際急激にあげるのではなく、しっかり口座残高の2%~5%以下に抑えられているかも計算しましょう。
このように定期的に複利運用していくのがバイナリーで稼ぐ資産運用法です。
まとめ
今回はバイナリーオプションにおける資金管理の方法を記事にしました。
資金管理を徹底する。
言葉にすると簡単ですが、結構難しいです。
自分の欲を抑えて淡々と、冷静に取引していかなければいけません。
これができるようになれば、プロと遜色ないトレードが出来ていると思います。
トレードはつきつめると自分との闘いです
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