「デイトレードやスキャルピングなどの短期取引を行っているが、なかなか勝てずスイングトレードに変えようと思っているが、そもそもスイングトレードってどんな取引手法?」
ふと疑問に思った方も多いのではないでしょうか?
スイングトレードは、1つの取引を2日~1週間程度で完了させる取引手法になります。ゆったりと取引を行いたい方には最適です。
私自身もスイングトレードを使っており、ゆったりトレードで月間1,000PIPSを安定して稼いでおります。
そこで今回は、
- スイングトレードがおすすめな理由・注意点
- スイングトレードのおすすめ取引手法
- スイングトレードをするのにおすすめのFX会社
という流れで、現役トレーダーがスイングトレードについて詳しく紹介していきます。
ぜひ、本記事を参考にスイングトレードを覚えて、現在なかなか勝てないという方の悩みを解決してください。
FXのスイングトレードとは?
スイングトレードは、エントリーから決済までの期間が約2日~1週間を要する取引手法になります。
ポジションを保有する期間が長いため、成功した時は利益が大きくなりやすいのが特徴です。
また、常にチャートを監視しなくても良いため、ゆったりと取引を行うこともできます。そのため、忙しいサラリーマンや主婦の方などにも人気のある取引手法です。
スイングトレードはデイトレやスキャルピングと何が違うの?
デイトレードやスキャルピングとの違いは、取引期間の長さになります。
デイトレードやスキャルピングは、1日の中で取引を完了させる短期取引ですが、スイングトレードは2日~1週間程度で取引を完了させる中長期取引です。
ただし、スイングトレードにしたからと言って、損切りやエントリータイミングも変更しなければいけないわけではありません。
あくまで、取引期間が違うということを覚えておきましょう。
FXのスイングトレードがおすすめな理由5つ
スイングトレードの特徴は、ゆったりと取引ができるだけではありません。その他にも、様々な特徴があります。
1回の利益が大きい
スイングトレードは、ポジションを持つ期間が長いため、1回の取引の利益を大きく得やすくなります。
短期取引は多くても10PIPS~20PIPSくらいですが、スイングトレードは30PIPS~50PIPSくらいを狙っていくからです。
1回の取引の利益が大きくなる傾向があるため、ゆったり取引が可能となります。
長期足を分析するため「だまし」が少ない
スイングトレードは、チャートの長期足を分析するため、短期足に比べて「だまし」が少なくなります。
5分足や15分足といった短期足は値動きが激しくなりやすく、どうしても「だまし」が発生しやすくなってしまいます。
4時間足や日足であれば、値動きも安定しており「だまし」が発生しづらくなるのです。
「だまし」によって損切り貧乏に陥っているのであれば、スイングトレードに変更してみることも検討してみましょう。
チャートを確認する時間が少ない
スイングトレードは、1つの取引期間が長いため、チャートを常に確認する必要がありません。短期取引の場合は、常にチャートを確認しなければならない傾向にあり、落ち着いて他のことに集中できない可能性もあります。
例えば、サラリーマンの方であれば、ポジションが気になり仕事に集中できずミスを犯してしまうことも。
FXに集中することは良いことですが、他のことをおろそかにすることはいけません。
スイングトレードであれば、そういったリスクや不安材料を抑えることができます。
精神的な負担が少ない
スイングトレードは、レバレッジを抑えた取引が基本となるため、精神的な負担が少ない取引手法でもあります。
また、チャートを常に気にしなくても良いということも挙げられます。
取引コストを抑えられる
スイングトレードは、取引回数が少ないため、取引コストを抑えることができます。
FXには、スプレッドというもがあるため、取引をすればするほどコストがかかります。スプレッドは、手数料みたいなものです。
短期取引はコストが大きく、中長期取引はコストが小さいと覚えておきましょう。
FXのスイングトレードの注意点4つ
スイングトレードは、良い点ばかりではなく、当然注意点もあります。
資金効率があまりよくない
スイングトレードは、1つの取引期間が長いため、資金効率があまりよくありません。
短期取引であれば、1日に何回も取引を行うため、成功すれば資金を増やす速度は速まります。
1週間に1~2回程度取引を行うスイングトレードは、1回の利益は大きい傾向にあるが資金を増やす速度はやや劣ってしまいます。
ファンダメンタルズの知識も必要
スイングトレードは、ポジションを長く相場に晒していることになるため、ファンダメンタルズの知識が必要です。
ファンダメンタルズは、国の経済や金利などの動向から相場を分析すること。
FX相場の大きなトレンドは、ファンダメンタルズ要因で決まる傾向にあります。
スイングトレードは、大きなトレンドにのる手法のため、ファンダメンタルズについても知っておかなければなりません。
ポジションを持ち越すリスクがある
スイングトレードは、長い期間ポジションを放置しているため、週末や日を持ち越すリスクがあります。
FX各社では、基本的に月曜~金曜の間でしか取引を行うことができません。そのため、窓開けというリスクが生じてしまいます。
窓開けとは、隣り合うローソク足の間にぽっかりと穴が開いてしまうこと。また、寝ているときに相場が大変動してしまうリスクもあります。
そういったリスクを抑えるためにも、ストップ注文を設定しておく必要があります。
マイナススワップになるリスクも
スイングトレードで、金利が安い国の通貨を買ってしまうと、マイナススワップになってしまいます。
マイナススワップになると、マイナスされた分をFX会社に支払わなければなりません。
利益を損するならまだしも、損失だった場合さらにスワップ分の損失も+されるということになるため、マイナススワップには注意しましょう。
FXのスイングトレードで失敗しないおすすめのやり方5つ
スイングトレードの具体的なやり方を紹介します。ここで紹介することを理解しておけば、失敗するリスクを最大限に減らすことができるため参考にしてください。
資金は20,000円がおすすめ
FX初心者の方がスイングトレードを行うのであれば、20,000円という少額取引がおすすめです。
いきなり大きな資金で取引を行っても、取引の感覚やそもそもその取引を理解していないため、失敗するリスクが高くなります。
初めは、失敗してもリスクが少ない20,000円という少額取引から始めてみましょう。
20,000円から始める理由や少額取引が始められるFX会社については、以下の記事を参考にしてください。
レバレッジは5倍~10倍程度
レバレッジは、5倍~10倍程度から取引を行いましょう。
2020年現在の国内FX会社のレバレッジは、25倍と決められております。
だからといって、25倍のレバレッジをかけて取引を行うと、初心者は大きな損失を出しやすくなってしまいます。
リスクが少ない、5倍~10倍程度で始めるのがおすすめです。
スイングトレードに特化した本で勉強する
スイングトレードに特化したFX本で勉強することもおすすめです。
最近のFX本は、イラストや図解付きで初心者にもわかりやすく解説してあります。
また、情報量も多くインターネットでは調べきれない情報を得ることも可能です。
時間足は4時間・日足を分析する
スイングトレードを行う際は、4時間・日足を分析できるようになりましょう。
今まで5分足や15分足といった短期足を分析していた方は、時間の流れが遅く感じてしまうこともあります。
慣れてくれば、短期足の危険さもわかるようになるはずです。
順張りが基本
スイングトレードは、順張りが基本です。
順張りとは、大きなトレンドの流れに沿って取引を行うこと。
例えば、相場が上昇トレンドであれば買い、下落トレンドであれば売りを仕掛けること。相場のトレンドに沿った、取引を行いましょう。
FXのスイングトレードと相性抜群のテクニカル分析2つと取引手法
実際に現役トレーダーが利用しているテクニカル分析とその取引手法を紹介します。
移動平均線
移動平均線とは、ある一定期間の終値を平均し線で表示させてものです。
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは、一定期間の価格の平均値を計算し、相場のボラティリティをチャートに表示したものです。
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